ついに『ARASHI BLAST in Miyagi』が始まった。嵐がCDセールス、DVDセールスを含め今最も勢いがあるジャニーズアイドルグループなのは皆が知る通りだが、その嵐の一大イベント。大勢に愛され、国民的グループになった嵐の魅力を体感したい、これは行くしかないだろう。ジャニーズのコンサートは何十回と見ている筆者だが、実は嵐のコンサートは初参加。嵐に関する知識不足で書かせていただくが、アラシック以外の目線ということでお許しいただきたい。

直前まで天気が心配され、リハーサルの時も会場の上だけ雲がかかっていた、宮城スタジアム(ひとめぼれスタジアム宮城)。仙台駅からJRとシャトルバスを乗り継いで、予想したほど混雑もなく会場に到着した。JR仙台駅2階の吹抜けのコンコースには、嵐の大型フラッグ(日立の広告、宮城オリジナル)が掲げられ、多くのアラシックが撮影し、または一緒に写真におさまっていたが、シャトルバス降車場近くのコンビニも、嵐のポスター(キリン一番搾りの広告)で埋め尽くされていた。

宮城は嵐一色。昼間は夏がぶり返したような暑さだ。照りつける太陽の下、トイレの順番を待つ長蛇の列。ファンは、女子高生、十代が多いと予想していたが、顔ぶれを見ると、ママさん世代のグループや小・中学生の子ども連れのファミリーも多かった。

ステージ構成は、メインステージが東に設置され、正面へと中央のセンターステージからエックス線状に、5方向に花道が伸びて、先端に客席ステージが設置されている。客席ステージは1階スタンドの中央近くまで上昇し、噴水のように水が落ちる。白いステージ、白い花道は、衣裳を引き立たせ、特に空が暗くなると映えた。花道の脇には、乗ると一瞬で移動できるムービングの板がついていた。モニターはメインステージに5つ、バックステージ正面に1つあった。

10分ほど遅れて公演がスタートした。お待ちかねムードの会場。メインステージに5人が登場した!と思えば、一瞬にして5人が5カ所の客席ステージに登場するイリュージョンのサプライズ。その他に、目新しいのは、王冠をのせたデザインの気球のような特殊装置、世界初だというの5人乗りの『ARASHI 3D フライング』だ。宙づりになり、アリーナの上を通ってスタンド席正面付近に近づくのだが、5人も乗ってバランスは大丈夫なのか少しドキドキするが、櫻井以外のメンバーは装置を揺らしたりヤンチャに楽しんでいた(櫻井は高所恐怖症だそうだ)。

そんな驚きをちりばめながら、宮城ならではの演出が随所に盛り込まれ、宮城への激励、おもてなしをする姿勢がひしひしと伝わってきた。例えば、宮城県のイベントや観光地や人の映像をバックに、宮城県仙台三桜高等学校と東北学院榴ヶ岡高等学校の音楽部と『感謝カンゲキ雨嵐』を合唱する美しい歌声は感動的だった。また『宮城×嵐祭りメドレー』では、メンバーが法被を着て、『ハダシの未来』を歌い、観客は歌に合わせてその場でレクチャーされた盆踊りの振りを踊ったり、『Carnival night part2』では、5方向に分かれてすずめ踊りと共演し、お祭りムードが最高潮に盛り上がった。ファンを楽しませることが第一、でも自分たちが一番楽しむ、そんな明るさ、楽しさ、賑やかさが、嵐なのだろう。

セットリストは、ほとんどがシングル曲で、メンバーが主演、出演したドラマの主題歌やCMソングが多く、耳馴れた曲ばかり。「こんなにたくさんのドラマに出ているんだ」と、あらためて思った。衣裳は派手なものが多いが、大野デザインの衣裳は凝りに凝っている。筆者は、アンコールのバラの花がついたスーツが一番カッコイイと思ったが、アラシックはいかがだろう。

また、テレビとは違う一人ひとりのキャラや印象を感じることができた。例えば、松本のオーラと熱いイメージはそのままだが、冷静に細やかに軌道修正をしていること。二宮がエレキギターを弾くことや作詞をすることも知らなかったが、節々に独特の個性、頭の良さを感じた。相葉はテレビどおり優しく気どらない雰囲気で場を和ませるが、実は人一倍頑張っている印象。大野は曲の主要な部分を甘い声で歌っていて、振り付けや衣裳をデザインをするなど才能豊かで、さすがリーダーの器だ。また、完璧でクールなイメージが強い櫻井翔が、意外におっちょこちょいで可愛い面もあることなど、テレビでは見えない部分が垣間見られたのも面白かった。常連のアラシックにしてみれば、オープニングの挨拶が、他のメンバーの挨拶を真似てシャッフルしていたり、櫻井のソロの歌詞が最新に書きかえられていたことなど、別な楽しみ方や発見もあったという。

それにしても、嵐のファンに近づこうとする意識の高さはすごい。花道の近くはもちろん、横長ステージだけに、スタンド席でもメンバーは意外に近いし、2階スタンド席もメインステージの正面にあり、見やすい。外周トロッコ、アリーナトロッコもあり、どの席でも満足できるように考えられている。『ARASHI 3D フライング』もスタンド席正面にかなり近づく。特に、松本ソロは、ワイヤーに吊られたまま宙づりでアリーナ上空をピーターパンのように飛び回り、空中回転をして、スタンドやアリーナ客席のギリギリまでまっさかさまに落ちてきて、担当だったら心臓が飛び出そうなほどドッキリするはず。

野外ステージは気持ちがいい。広がっていた青空が徐々に暮れて、漆黒の夜になるほど照明が美しく浮かび上がりお祭り感が高まる。噴水、火、特効、アンコールの花火とファンタジックな演出が映えて、まさに期間限定テーマパーク・嵐ランド。今ここでしか、今しか味わえない瞬間、共にいる幸せを実感できる。そして、アンコール前の最後の挨拶もそれぞれ、最後まで、被災地への想いが貫かれていて『ARASHI BLAST in Miyagi』ならではの時間が心にしみた。

約3時間はあっと言う間だった。あれもこれも欲張って詰め合わせにした、バラエティーに富んだ内容で、動きがあり飽きさせず、遊び感覚たっぷり。そして嵐ファンは掛け声、合いの手が揃っている。双眼鏡でじっとガン見する人は少なく、ファンはコンサートに参加してひとつになる。親しみやすさ、距離感の近さも嵐の魅力なのだろう。

やっぱりジャニーズのコンサートは楽しい。非日常へと連れて行ってくれる。初めて参加したと思われるお父さんが「いやあ、楽しかったなあ」と娘たちに問いかける姿に「これだ」と思った。そう、難しいことは考えない、楽しむのが勝ち。後味爽快、さわやか。なんだかドリンクのCMみたいだけど、また機会があれば飲んで、味わってみたいと思った。

(ライター:佐藤ジェニー)


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『ARASHI BLAST in Miyagi』セットリスト 9月19日(土)宮城スタジアム(ひとめぼれスタジアム宮城)

◆ワイルド アット ハート
◆PIKA☆NCHI
◆Happiness
◆Troublemaker
◆Love rainbow
◆青空の下、キミのとなり
〜挨拶〜
◆じゃなくて(相葉ソロ)
◆20825日目の曲(二宮ソロ)
◆Oh yeah!
◆言葉より大切なもの
◆Zero-G
〜映像〜
◆感謝カンゲキ雨嵐(宮城の高校生合唱隊と共演)
◆Love so sweet
◆Bitter sweet
〜MC〜
宮城×嵐祭りメドレー
◆ハダシの未来(盆踊りと共演)
◆Carnival night part2(仙台すずめ踊りと共演)
◆GUTS!
◆ファイトソング
◆Come back to me(松本ソロ)
◆Hip pop Boogie chapter供保井ソロ)
◆two(大野ソロ)
◆主題歌メドレー
endless game〜Believe〜Monster〜Your eyes〜One Love〜Breathless
◆Sakura
◆PIKA☆NCHI DOUBLE
◆迷宮ラブソング
◆サクラ咲ケ
◆A・RA・SHI
〜挨拶〜
◆果てない空

アンコール
〜映像〜
◆愛を叫べ
◆エナジーソング〜絶好調超!!!!〜
◆ユメニカケル

※セットリストは日により多少変更になる場合があります。

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